Brexit &イングランドの伝統的にマズい飯(でもおいしかった)
ブレクシット&ジョンソン政権急展開(もう大エンタテイメント 笑)
ロンドンはもう朝晩寒い。
朝起きると窓に結露。通勤時の人々の冬コート着用率がいきなり上がった。
いきなりといえばこの1週間のブレクシット/ボリス・ジョンソンをめぐる政局がハンパない超急展開ぶり。
G7から戻ったとたん何があったか「国会を閉鎖してブレクシットを強行する」と宣言。一気に国民&国会の怒りを買い、それ以降毎日がすごいことに...!
8月31日土曜日
全国各地で怒りのデモ
https://www.bbc.co.uk/news/av/uk-49536312/parliament-suspension-thousands-protest-against-plans-to-suspend-parliament
9月2日月曜日
「オレのいうこと聞かないと電撃解散総選挙だぞ」と国会にケンカ売る
議会も国民もさらに激怒、スピーチのマイクもデモのシュプレヒコール拾うレベル
It’s just the most extraordinary footage. Never in my life thought I’d see a UK Prime Minister speaking on the steps of Downing Street drowned out by chants of “stop the coup!” pic.twitter.com/vtyflv6JPr
— Hannah Jane Parkinson (@ladyhaja) September 2, 2019
9月3日火曜日
下院が3日に議事進行の主導権を政府から議員側に移す動議を可決
ジョンソン激おこ、自分に反対投票した保守党議員21名を除名処分
これによって自分の党議員の大半を敵に回し、審議の最中保守党議員の一人が保守党側の席を離れ衆視のどよめきの中、別の党に移動
これによって保守党は過半数を割ることに
9月4日水曜日 この日からいろいろ加速 もう次から次へと
1.野党が提出したブレクシット延期法案が賛成327、反対299で可決
2.自分の失言黒歴史を議会で厳しく糾弾され、返す言葉なし
3.ジョンソン政権閣僚の一人、そのお坊っちゃまぶりで名を馳せるリース-モグが審議の最中、貴族の気だるい午後的な座りっぷりで議会で集中砲火を食らったあげく国中のコラ職人のコラ魂に火をつけてしまう
4.就任後初の首相質疑で何を言っても議長から怒られてしまう
5.かっこいいつもりでタンカを切ってみた”解散総選挙”が議会で否決されてしまう
9月5日木曜日
自分の弟が閣僚辞職&離党!国中仰天
自暴自棄か虚勢を張り続ける(しかし声が弱々しい)
「ブレクシット延期案に与するくらいならオレは野垂死にを選ぶ」
警察官大動員でセットアップしたはいいが、立たせたまま自分が一時間も遅刻
ちょうど後ろに立っていた警察官の一人が貧血起こして倒れてしまう
9月6日金曜日
遊説先のヨークシャーで
「お願いですから早く帰ってください」
「あんたのやってんのは政局ゲームだよ!」
9月7日土曜日
1.前政権で内務大臣、ジョンソン政権になっても雇用/年金相として入閣していたアンバー・ラッド辞職&離党
2.スコットランドの世論調査、もし総選挙となった場合保守党は全ての議席スコットランド国民党に失うだろうという結果に
そして今日のニュースはブレクシット騒動でメシを食うお騒がせ男ナイジェル・ファラージが、ここぞとばかりに保守党へ「過半数割ったんでしょ、困ってんでしょ、組んでもいいよ〜ん。」と色目を使ってる話。
こいつ日本で言えば:N国/維新系なキャラクター、トランプが米大統領に就任した時も一生懸命取り入ってた。政局のコバンザメ、寄生虫。
EU強行脱退を看板にしてるくせに、未だに欧州議会に籍を置いてサラリーもらってる。
なんかどこの国もシンクロですごいことになってるのがすごい。
今日のメシ
強行離脱になるとヨーロッパからの美味しいものが高くなって手に入りにくくなる。
「英国は不味い」と言われていた頃の感じの冷凍チキンディナーを買ってみた。
たったの2ポンド、美味いわけがない。
...が!意外にうまかった。
さあ明日からどんな展開になるのやら。